気軽に楽しめる“スポーツ鬼ごっこ”の魅力とは?
大人が本気になれる遊び
「いきいき茨城ゆめ国体2019」の開催まであと1年となりました。
「国体」と聞くと、都道府県を代表するアスリートの祭典というイメージがありますが、
正式競技や公開競技以外にも、開催地の都道府県民なら誰もが参加できる
「デモストレーションスポーツ」が実施されることをご存知でしょうか?
茨城国体ではアームレスリング(つくばみらい市)やエアロビック(取手市)など、
31競技が予定されており、その中でも、誰でもどこでも気軽に楽しめるスポーツとして
注目されているのが「スポーツ鬼ごっこ」です。
スポーツ鬼ごっこは、鬼ごっこにルールを設け、競技と遊びの両方の楽しさを合わせた
“ハイブリッド”なスポーツ。
1チームのプレイヤーは7人、2チームで対戦し時間内にそれぞれ相手のトレジャー(宝)を
多くハント(獲得)したチームの勝ちとなります。
相手のトレジャー獲得を目指しながら自陣のトレジャーを守る攻防は、
子どもの頃に遊んだ缶蹴りのイメージというと分かりやすいでしょうか。
競技のポイントは、ボールや用具を使わないので特別な技術が要らず、
年齢や性別、運動経験に関係なく、大人も子どもが一緒に参加できること、
そして何より“大人も本気になれる遊び”というところが一番の魅力です。
しかし、単なる鬼ごっこと侮るなかれ!いざやってみると、これがなかなかの運動量。
スポーツの楽しさを実感しながら、バッチリ体力向上もできてしまいます。
勝利のカギは“戦術”
そんなスポーツ鬼ごっこで勝つために大事なことは、戦術を考え、
チーム内でコミュニケーションをとって自陣を守りつつ、いかに相手の隙を狙って
トレジャーを取りにいくかということ。
全体を見渡して敵味方双方の動きを見極められる広い視野やトレジャーを取りに行く
チャンスを見逃さない瞬時の判断力も要求されます。
タッチされたプレイヤーは一旦コートの外に出なければならないので、人数で有利になった時がチャンス!
実はこんな時、力ずくで相手を突破しようとする俊足な男子よりも、
冷静に周りを見渡せる女子の方が上手だったりもするそうです。
一見単純なようですが、7人全員が常に動き回り、相手の動きを見つつ、
チーム内で声を掛け合いながら自分の動きを考えるため、一瞬も気が抜けません。
走力、瞬発力、瞬時の判断力、協調性、コミュニケーション力など、いろいろな力が必要とされます。
だからこそ奥が深く、また、足の速い人や体力がある人が強いとは限らないというあたりが
多くの人がハマってしまう理由なのかもしれません。
用具もいらず、ルールも分かりやすく、どこでも簡単にできるスポーツ鬼ごっこ。
国体を機に広く知られるようになり、これまで以上に、たくさんの人が楽しむようになるかもしれませんね。
【取材・写真協力/つくばLIGARE】
スポーツ鬼ごっこの詳しいルールはコチラ
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