心も体も温まる−おでんのうまい店
寒さも身に染みるこの季節、身も心も温まる美味しいおでんのお店をご紹介します!
コンビニおでんもいいけれど、一味も二味も違う、料理人が作るおでんを堪能してみませんか?
非日常を味わえる大人の空間
おでん処 鷹山 ーYOUZANー
まず1店舗目は、守谷駅から徒歩3分の場所にあるお店。
日常を忘れられる空間の「おでん処鷹山–YOUZAN」です。
オーナーの薮崎(やぶざき)さんにお話を伺いました。
常時、何種類のおでんがありますか?
ランチも「選べる好きなおでん3種」が付く。
約20種類ほどあります。
代表的な具材に加えて、ロールキャベツや海老しんじょうなども人気の具材です。
手作りの鰯のつみれも是非食べていただきたいですね。
ランチタイムは定食の中にお好みのおでん3種が選べるようになっています。
人気の刺身御膳ランチは、小鉢やデザートも付いて1,200円(税込)。
出汁には何を使っていますか?
店のおでんは、京風おでんです。
昆布、かつお、塩、醤油、鶏ガラをベースにして作っています。
家庭でも真似できるポイントはありますか?
基本的な出汁に、鶏ガラスープの素を加えてみてください。
深みのある味になります。
具材は、旨味が出る練り物を必ず入れて欲しいですね。
少し上質な練り物を選ぶことで、おでん全体の味も格上げされます。
とは言っても、ご家庭で作る場合は家族の好みの具材を入れるのが一番です。
煮込む順番はありますか?
大根と卵は味が染み込むのに時間が掛かるので、一番はじめに入れてください。
その次に旨味が出る練り物、はんぺんは色が茶色くなってしまうので、最後の方がおすすめです。
何時間ほど煮込めば良いですか?
下茹でなどの時間は別にして4~5時間ほど出汁で煮込むと美味しくなります。
煮込みすぎると茶色くなって見栄えが悪くなるので注意。
店では、出汁に長い時間入れ過ぎないように、一旦取り出すなどして気を付けています。
おでん出汁を使ったレシピはありますか?
残ったおでん出汁は、お茶漬けやお鍋、うどん、そうめん、じゃこめしの出汁に使えます。
店で提供しているお茶漬けは、おでんの出汁を使っています。
もちろん、そのまま出汁だけを楽しむのもアリです。
店では日本各地の日本酒を取り揃えているので、出汁を熱燗で割って楽しまれるお客さんもいらっしゃいます。
SHOP DATA
おでん処 鷹山 ‐YOUZAN‐
カウンター席と個室を備える渋い雰囲気の店内は、ランチタイムも落ち着いた雰囲気。
ランチの定食ではお好みのおでん3種が選べます。
刺身にも定評があり、豊洲まで仕入れに行く目利きの良さは寿司職人ならでは。
オーナーが厳選した日本各地の日本酒を堪能できるのも魅力で、週替わりの"今週の隠れ酒"を楽しみに通う常連さんも。
席数に限りがあるので予約して行くのが〇。
詳しくはお店のHPをチェック。
- 住所/守谷市中央4‐13‐21
- 電話/050‐5487‐4020
- ランチ/11時30分~13時30分
- ディナー/17時~22時30分
- 定休日/日曜日
- ホームページ/https://youzan-moriya.gorp.jp/
Owner chef
薮崎 淳也(やぶざき じゅんや)
都内で寿司職人の修行をした後に守谷で開業。
父親が練り物の大手メーカー「紀文」の社員だったこともあり、子どもの頃から身近に練り物があった。
『おでん処鷹山―YOUZAN―』は、新鮮な刺身のほか、自身の家族の思い出料理でもある、おでんをメインに据え、大切な人とほっとできる時間を過ごしてほしいという想いが込められている。
うどん屋さんならではの出汁が決め手!
足柄うどん
守谷の松前台にある知る人ぞ知るうどん屋の名店「足柄うどん」。
実は、うどんを待つ間につつくおでんも隠れた人気メニューなんです。
そんな「うどん屋さんのおでん」について、店主の和田十三夫(わだ とみお)さんにお話を伺いました!
懐かしさを感じる味は、心までほっこり。
常時何種類の具材がありますか?
卵や大根など代表的な具材を中心に、15~20種類ほど用意しています。
日によって、貝柱やタコ、砂肝などが入るときもありますよ。
出汁は何から取っていますか?
昆布、削り節、煮干しの出汁に塩を加えた関西風の出汁です。
煮込んで茶色くなるのを防ぐために醤油ではなく塩を使っています。
一番出汁をかけうどんに使用し、二番出汁をおでんに使っていますが、おでんの出汁にも厳選した材料をふんだんに使えるのは、うどん屋の強みです。
出汁作りのポイントはありますか?
家で作るなら、出汁パックを使って良いと思います。
今は美味しい出汁パックも出回っているので、負担なく作るのが一番ですよ。
出汁を取った昆布は、そのまま具材にもなるので、出汁パックと昆布、などもオススメの作り方です。
煮込む順番はありますか?
味が染み込みにくい卵と大根から煮込み始めます。
大根は下茹でしてから入れますが、柔らかくなるまでの時間は、種類によって違います。
これは私でも茹でてみないと分からない。
竹串などを刺して確認しながら下茹でしてくださいね。
出汁と相性の良い具材を教えてください
まず練り物は欠かせません。
練り物からの旨味で、おでん全体の味が良くなり、まとまります。
他には、お店でも出していますが、貝柱やタコなどの海鮮も旨味が出ます。
牛すじ肉や、豚バラ肉、鶏ササミ肉もおすすめです。
残った出汁の使いみちはありますか?
お味噌汁の出汁に使うのがおすすめ。
出汁と味噌だけで美味しいお味噌汁が出来上がります。
他には、寄せ鍋の出汁にも使えますよ。
相性のいい薬味を教えてください
お店では辛子みそや一味唐辛子もオリジナルのブレンドにしています。
辛子みそは、辛子、みそ、砂糖、みりん少々をブレンドして、おでんの味を邪魔しない辛みと甘みに仕上げています。
ご家庭では焼売や肉まんなどにも合うと思いますよ。
一味唐辛子は、みりんと、サラダ油を少し加えて甘辛くしています。
味のイメージが付きにくいかもしれません、一度お店に食べに来ていただけると嬉しいです。
やみつき必至の一味唐辛子は、ぜひお店で。
SHOP DATA
足柄うどん
テーブル席の他、お座敷もあるためお子様連れも安心。
注文を受けてから麺を切って茹で上げるため、15分ほど待ちますが、茹でたて麺のコシともっちりとした食感の絶妙なバランスは待ってでも食べたい逸品。
おでんをつつきながら待つのが、常連さんの過ごし方だそう。
うどん500円~750円、おでん各種1本130円。
- 住所/守谷市松前台2‐24‐5
- 電話/0297‐46‐2117
- 営業時間/11時30分~21時(20時 ラストオーダー)
- 定休日/木曜日(祝日の場合は営業)
Owner chef
和田 十三夫(わだ とみお)
出身は、神奈川県南足柄市。美味しい水でうどんを打ちたいと思い、たどり着いたのが守谷だった。
2003年の開業以来、毎朝その日のうどんを手打ちすることから一日が始まる。
こだわりの水と麺に必ず茹でたてを提供するというモットーとシンプルに『美味しいうどん』を追求する姿勢を守り続けている。
Writer’s VOICE
テイクアウトしてみました!
足柄うどんでは、おでんのテイクアウトも可能。
お持ち帰り容器もありますが、お家の容器や小鍋を持参してもらえると助かるそう。
この昭和のようなシステムが、むしろ今の時代に合っていて新鮮に感じられます。
出汁やこだわりの辛子みそも付けてくれますよ。
Writer/HK
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