土地を購入する前に知りたい、モンスターお隣さんを見抜く方法

土地を購入する前に知りたい、モンスターお隣さんを見抜く方法

  • 2022年2月8日 
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ご近所トラブルモンスターお隣さん住宅

モンスターお隣さんってどんな人?

それでは「モンスターお隣さん」とは、どのような人を指すのでしょうか。 それは、頻繁に迷惑をかけてくる隣人のことです。

例えば、騒音問題が挙げられます。 お隣さんが毎日深夜まで大音量で音楽を流していて、仕事が終わって帰宅しても安らかなひとときを妨害されたり、睡眠障害で体調に異変をきたしたりすることもあります。 また、頻繁にたくさんの客が来て路上駐車をし、夜中までパーティーをして騒いでいるような人もいます。 これらは間違いなくモンスターお隣さんです。

他には、ゴミの出し方などにとても神経質で、いろいろと口を出してくるような人もいます。 とにかくクレームが多いというのが特徴で、それがエスカレートして暴言を吐いたり、陰口を広めたりする人もいるのです。 また、土地の境界線を巡って争いが起き、攻撃的になってくるケースもあります。

このように、毎日の生活に大きなストレスを与えてくるのが、モンスターお隣さんです。 モンスターお隣さんは、こちらが正論をぶつけて反抗的な態度を示すと、嫌がらせがより過激になってくることもあるので、個人での対応が難しいという側面もあります。

ご近所トラブルがありそうな住宅のチェックポイント

とはいっても、実際に住んでみないと隣の住民が「モンスターお隣さん」なのかどうかはなかなか分かりません。 ですから土地を購入する際には、購入予定の土地周辺のご近所の様子やお隣さんの家を事前にチェックしておくのがよいでしょう。

チェックポイントは5つあります。

  • 利用することになるゴミ置き場が汚い
  • 近所にいつも車が路上駐車している
  • 近所に空き家や廃墟がある
  • 歩いていても挨拶されない
  • 庭の雑草が伸び放題になっていたり、屋外にゴミが放置されていたりする

特に、家の中や車庫にしまっておくべき物が、道路にはみ出して置いてあるような家が隣人の場合には要注意です。 モンスターお隣さんの可能性が高いと考えるべきでしょう。

また、庭の乱れは、家主の心が乱れていることを表しています。住宅全体の庭の状態には必ず注目してください。 伸びた雑草や放置されたゴミなどがなく、植木や花が綺麗に植えられているのであれば一安心です。

モンスターお隣さんを見抜く裏ワザ

「モンスターお隣さんなのかどうか」や「ご近所トラブルが頻繁に起きているのかどうか」は、住んでから気づいたのでは手遅れです。 土地購入の契約前に、その情報を得ることが大切になります。 とても重要な項目ですから、「自分の目と耳で確認する」ということは必須です。

ここでは一歩踏み込んで、隣人に絞って確認するための裏ワザ3つをお伝えします。

土地契約前の挨拶

モンスターお隣さんを見抜く裏ワザの1つ目は、土地契約前の挨拶です。 土地を管理している不動産会社に、隣人がどんな人なのかを聞いておくのはもちろんのこと、購入予定の土地が決まったら、直接足を運んで隣の家の様子を見ておきましょう。 ここで大切なポイントは、「土地購入の最終契約の前」に、挨拶に行ってしまうことです。 一般的には土地の購入が決まってから、建売であれば住宅の購入が決まってから挨拶に行くものですが、「契約してから挨拶しに行くのでは遅い」という認識を持ちましょう。

挨拶に行くと、外からだとなかなか確認できない庭や玄関の様子、インターホンを鳴らしたときの隣人の応対の仕方など、さまざまな情報を得ることができます。 小さな子どもがいれば玄関が多少乱れているくらいは仕方がないですが、整理整頓が明らかにおかしい場合は注意した方がよいでしょう。 要件を伝えたあとで軽く世間話をすると、相手の人柄も確認できます。

近所で聞き込みをする

2つ目は、挨拶のために購入予定の土地へ足を運んだ際に、近所でちょっとした聞き込みをすることです。 例えば、隣人に挨拶をした際には、「反対側のお隣さんってどんな人ですか?」と直接聞くことができます。 そのときの話題がご近所トラブルについてだった場合は、かなり警戒しなければなりません。

余裕があれば、さらに近所のクリーニング店などに「このあたりはご近所トラブルなどありませんか?」と聞いてみるのもよいでしょう。 いろいろな情報を得ることができるかもしれません。

探偵や調査会社に隣人調査を依頼する

3つ目は、探偵や調査会社に隣人調査を依頼するという方法です。 なかなか自分で調査するのは難しかったり、調査する時間が確保できなかったりする場合はプロに依頼しましょう。 たくさんの情報を得ることができますから、より正確な判断ができるようになります。 少々費用はかかりますが、家を建ててしまってから引越しをすることを思えば、必要経費と割り切って土地購入予算の一部と考えるのもひとつの手です。

まとめ

土地を購入したあとで隣人がモンスターお隣さんであることに気づき、売却して引越すとなると、出費も大きくなりますし、売れるまで時間がかかる可能性もあります。 モンスターお隣さんがいる環境であれば、売値もかなり値引きせざるを得ません。 ですから、そんな悔しい思いをする前に、きちんと事前調査をすることが大切です。

今後一生住む家、一生付き合っていく隣人ですから、楽観的な考えで安易に決めてしまわないようにしましょう。 良き隣人がいてこそ、理想の生活、理想の暮らしを送ることができるのです。

自分で調べるのが大変な場合にはプロに依頼することも可能です。しっかり調べて、後悔のない土地購入をしましょう。

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シンヴィング編集部

1994年創刊の地域情報紙シンヴィング。 もっと『守谷』『取手』『つくばみらい』を合言葉に茨城県南地域の情報をお届けします。

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